太陽の周りを回る八つの惑星の中で、最も大きい惑星が木星だ。直径は地球の実に11倍もある。もう少し重く生まれていたら、太陽についで自ら日から輝く第2の太陽になっていたと言われているほどだ。こんな巨大惑星だから地球から見る明るさも相
当なもの、−3等近い強烈な明るさで黄金色に輝いている。今年の木星は、やぎ座にあって、8月には太陽の反対側に位置するので一晩中見える。この夏は最高のウォッチングシーズンとなる。木星を見つけるのは簡単だ。7月なら午後10時ごろ、8月
なら午後8時ごろ、南東空でひとき明るく輝く星を見つければいい。それは間違いなく木星だ。
木星は実に60個以上もの衛星を従えているが、このうち我々が簡単に見る事ができるのは、1610年にガリレオが発見した4つの衛星、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストだ。存在だけなら双眼鏡でも簡単にわかり、望遠鏡で30倍以上の倍率
でみれば、位置関係もはっきりわかるようになる。衛星が木星の後ろ側に隠れたり、木星面に衛星の影が落ちたりと、まさにミニ太陽系を見ているようだ。
望遠鏡の倍率を100〜200倍ほどに上げると、木星本体の今も要がはっきり見えてくる。縞模様には名前がついているので、自分の望遠鏡ではどの縞まで見えるか挑戦して見ると面白いだろう。木星の最大の名所は赤い目玉の大赤斑だが、必ず見えるとは限らない。理由は裏側に回っているためだ。木星は約10時間の周期で自転しているので毎日同じ時刻に木星を見ていれば、やがて表側に登場する。見えないからと諦めないで根気よく観望するようにしよう。 |